ボランティアというワードは知っているものの、意外と日々の生活の中で動いている団体の存って知らないものです。
そんな中、自分が子育てをしているからこそ知った、佐賀市で活動する「MOG MOG食堂」というコミュニティ主催の、とあるイベントに行ってきました。
“食堂”といっても飲食店ではなく、移動式の子育て支援プロジェクトのようなもので、いらなくなった子供の服やおもちゃ、学用品などの物資提供を募って新しく必要とする人のもとへ渡る場とつくったり、ゲームや飲食を楽しめる企画を運営している団体です。
できるだけ広い範囲で多くの人に向けて活動できるよう、市内の公民館などを巡ってイベントを開催しています。今回の開催場所は佐賀市大和町の春日公民館。
10時半がスタートでしたが、着くと既に列が!順番待ちというより、受付の手続きに並んでいるようでした。参加費は無料で、子どもの人数や年齢を伝えて中に入ります。
入ってすぐ袋いっぱいに詰められたお菓子袋をいただき、進むとテーブル上に服が並んでいました。これが“お譲り”の洋服たちです。
サイズと性別ごとにわけて並べてありますが、袋1つ1つにも記載したシールが貼ってあります。合わせて着られるよう、上下セットで入っているものがほとんど。この仕分けも全てスタッフの方が手掛けています。
1人3つまで、とのことでみなさん真剣に吟味。我が家も2つずつゲットしました!すぐサイズアウトするので助かります。
体操教室の先生によるトランポリンのコーナーやくじ引きなどもありました。
外ではかき氷やわたがしがもらえます。お祭りのような雰囲気で、わいわいと賑やかな空間。
金魚すくいを模したゲームスポットも…「なにからなにまで、こんなにいいの?!」と、ありがたいながらも驚きの連続ですが、これがまさにコミュニティが描く理想のかたちだそう。子どもたちがのびのびと遊び、笑顔で過ごせる場所をつくること、そして“必要とされている人のところに必要なモノが渡る、繋がる場所”をつくること。こういった思いのもと活動している人たちがいるとは…全く知りませんでした。最初は手厚いサービスに、戸惑いに近いような驚きもありましたが、スタッフの方からのお話を聞いて、「素直に頼れるコミュニティがあるって素敵なことだな」と温かい気持ちになりました。
今回で5回目の開催。そして10月、11月も開催予定だそうです。今回は真夏ということでかき氷やわたがしなどお菓子のみの提供でしたが、秋はお弁当の提供もあるそうです。また子どもたちを連れて行くのが楽しみです!