小学校や公園で見かける、ぶら下がって腕の力で移動する遊具、雲梯ですが、ギネス記録の長さを誇る雲梯が、神戸市東灘区にあります。
元フェリー乗り場だったところが大型商業施設に造り替えられたサンシャインワーフ神戸の、岸壁を利用して造られた雲梯は、556本のはしご数、長さ149.992mという目を見張るものです。
海沿いで、荒天のときには近くに寄るのは控えたい地理条件ですが、遠くに阪神高速神戸湾岸線が見える、見晴らしが良い場所です。
大橋をバックに、大人も子どもも、雲梯が楽しめるため、むしろ大人の男性が夢中になっている光景を見かけます。
撮影はまだ真夏の暑い昼間だったので、子連れの方は、雲梯近くにある噴水のほうに多くいました。

雲梯のそばが、岸壁で、その向こうは海というのは神戸らしい風景です。
岸壁そばで海の写真を撮っていると、雲梯の根っこあたりに海を見ている鳩さんが一羽。

「暑いね、鳩さんも雲梯の順番待ちかな?」
と声をかけると、軽く飛んで雲梯のほうへ。
手はないけど、自由に雲梯の上を移動できるからいいね、と鳩さんに。
その日は近くに人がいなかったので、安心していたのでしょう。
ギネス認定されたのは2019年4月14日で、数年前です。
サンシャインワーフがオープン後、多くの人が楽しめる設備が少しずつ設置されていますが、その一つがギネス記録というのは、神戸市民としてうれしい限りです。