コロナが落ち着いて、4年ぶりに山古志の各集落で盆おどりが開催された。
山古志の盆踊りは、都会のにぎやかな盆踊りのように、定番の金魚すくいや水ヨーヨーなどお祭り的な出店は全くないけれど、住民が昔から大切に守ってきたものがぎゅーっと詰まっているおごそかな伝統行事。

人口780人の限界集落、しかも過疎化を食い止めることは術はないままだけど、昔から守り抜いてきたお盆行事は、山古志の各集落にとって特別なものなため、住民の気合の入り方も半端ではない。
盆踊りのスタートは、神社にお参りして願いを込めてから。

参加して一番驚いたのは、盆踊りの音楽が地域に伝わる民謡を住民が次から次へと歌い継いでいくこと
地域の人が代わる代わる太鼓を叩きながらやぐらを囲んで踊る、昔ながらのスタイル。
実にシンプルだけど、心にじわーっと染み入るひと時。

そこから、人の温かさ、この地で暮らしている人の強さが、ひしひしと伝わってくるものがあった。
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