京都・三条通の麩屋町通との辻にある、ビルの一角に設置されたこの石は「弁慶石」といいます。
「弁慶石」は武蔵坊弁慶が愛したと伝えられる石で、この石をなでると男の子は弁慶のように力持ちになるという言い伝えがあるそうです。
弁慶は源義経とともに奥州の衣川で最期を迎えましたが、その後この石が「京都に行きたい」と泣いたため、京都に運ばれたといいます。
その他にも「弁慶が比叡山からぶん投げた」「弁慶が石になった」といった説もあり、由来ははっきりしないようです。
石は京都を転々としたあと、昭和になってから現在の場所に移されました。長らくガレージの前に無造作に置かれたそうですが、このビルができたときから史跡扱いされるようになったといわれています。
奥州からはるばるここまで…