地域演劇を観始めて数年になりますが、ある程度さまざまな作品を観ていると、時々びっくりするほど著名な方の名前を目にする時があります。
今回観劇した「城南フロッグボーイズ」は脚本と演出を「仮面ライダーリバイス」を手掛けた木下半太さん、音楽を人気アイドルグループ「BiSH」のサウンドプロデュースを務めた松隈ケンタさんが担当した作品です。
物語は福岡市の城南区を舞台に夢を追う若者たちの姿を描いたものでした。
かつて「城南フロッグボーイズ」というユーチューバーとして青春をともにした主人公たちは、成長してそれぞれの人生の岐路に立たされます。そこで自分の本心と向き合うことになるのですが、その過程がシリアスだけでなく、ファンタジー要素も取り入れユーモアたっぷりに描かれていました。
木下さんによる家族の物語の温かさに、松隈さんが作曲し出演者が歌った曲が合わさることで会場は盛り上がっていました。
福岡にいながら、このような豪華なスタッフによる演劇を楽しめた貴重な公演でした。