小豆島の神社に初詣をした次の日は、夫の厄除けのためお寺に行ってきました。
クリスマスにはチキンを食べ、お正月には神社・お寺どちらにも参拝する自分は、根っからの日本人だなぁと思ったりします。
我が家の厄除け祈願先と言えば、東かがわ市の「與田寺」。
香川では、厄除けと言えば與田寺と言われるほど、霊験あらたかでご利益のあるお寺さんです。
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朝の9時前には着いたのに、もうこの人だかり。
與田寺の人気の高さがうかがえます。
参道には出店もたくさん出ていて、朝ご飯を食べたばっかりなのにお腹が鳴りました。
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お線香を立ててから、本堂へ参拝します。
歩を進めれば、五色の布に彩られた本堂が、わたし達を迎えてくれました。
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與田寺のご本尊は薬師如来さんで、あらゆる病気を平癒し、同時に厄除開運、家内安全など、様々な願いを聞き届けてくれる仏さまです。
お参りをすると、心がスーッと静かになって、不安や焦燥が消えてゆく感じがしました。
気持ち的な問題かもしれないけれど、お参りすることで心の曇りや身体の重だるさが取り除かれる気がする。
でも、たぶんそれって、仏さまという存在を前にして、自分自身で行う浄化とかお祓いの作業なんですよね。
厄年は、男性も女性も役割や身体に変化がある年齢を意味していると言います。
仕事での役職が変わる年、お母さんになる年、年齢的な体調変化や体力が落ちる年。
だから、気を引き締めて、気をつけなさいよ、と。
もっと言えば、自分を助けられるのは自分しかいないんだよ、ということを教えてくれてるのかもしれない。
きちんと自分の状況や身体と向き合って、決して無理はせず、適切な過ごし方を。
厄除は、お参りするという行為を通して、自助力を育む力を貸してくれてるんだと思います。
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境内には七福神も祀られていますし、干支を守護する仏さまにもお参りができます。
まさに、いろんな仏さまに会えるパワースポットです。
わたしも戌年を守護してくれている阿弥陀如来さんに手を合わせました。
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参拝を終えて、わたしがおもむろに向かったのはアイドルくじのテキ屋。
狙うはSnow Manのグッズでしたが、見事に外れてアニメ「推しの子」のポスターをいただいて帰った私でした。
まぁ、ある意味当たりですね。
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この日は、門前に出ていた植木屋さんでシャクナゲの苗木を買って帰りました。
瀬戸内に来てから、一年のはじまりには花木を購入し植えると決めていて、百年先の未来まで花が咲き続けてくれますように、と祈りつつ、大切に連れて帰っています。
一昨年買ったオリーブも、去年買ったサクランボの木も、順調に大きくなっていて、次の世代を待っているかのように花を咲かせてくれます。
お正月の植木購入はわたしの小さな日常です。
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厄年でも厄年でなくても、香川一の厄除け大師、與田寺へ。
自分自身をいたわり、自分自身を救う力に気付ける、貴重なお寺さんです。