兵庫県神戸市灘区摩耶山町、摩耶山の上にある「天上寺」。摩耶山を訪れると行きたくなる場所です。
豊かな自然に恵まれた天上寺。四季折々の風景が楽しめる天空の舞台からは、晴れた日には淡路島・明石海峡大橋・小豆島まで遠望できます。

私は摩耶山の中でも、凛と張りつめたこの場所が大好きです。

お寺の説明では、全国で唯一の摩耶夫人堂が建つ天上寺の歴史は、大化2年(西暦646年)、孝徳天皇の勅願を受けたインドの高僧法道仙人が開創されたことに始まります。

釈迦の生母で女人守護の仏でもある摩耶夫人は、特に安産・子授け・子育ての守護仏として信仰され、「摩耶山」という名の由来であると言われています。
本堂には上がることが出来、御本尊は厄除招福の秘仏十一面観音を拝むことが出来ます。また本堂ぐるりと一周、沢山の仏様を拝むことが出来ます。
また本堂の左には「孝徳天皇勅願寺」の法道仙人も鎮座しており、その優しく徳を積んだお顔に出逢うことが出来ます。
大みそかには「除夜心経会」があり、夜半にお寺に詣でて、一年間の煩悩の垢を除去し、般若心経の功徳をもって息災招福を祈念する日本人の床しい年の夜の行事だそうで、全員が一年に一度きりの除夜の鐘をつくことが出来ます。また、あめ湯のお接待もあります。
お正月には、初祈祷や各種お守りの授与があり、3日間あめ湯のお接待があります。
この場所での空気感もこの場所から見える景色も、摩耶山から見守っている山上寺に感じに足を運んでみてはどうでしょう。