兵庫県豊岡市城崎町湯島、JR城崎温泉駅より徒歩約5分のところにある「城崎文芸館 KINOBUN」は、城崎温泉ゆかりの作家に関する展示を行っています。
1996年に開館し、オープンから20周年を迎えた2016年秋には展示内容を大幅にリニューアル。「歴史と文学といで湯の街」を象徴する作品や文献が多数展示されています。
小説家 志賀直哉が湯治のため1913年に城崎温泉を訪れ、滞在中の出来事を書いた『城の崎にて』(1917年発刊)は、有名で一気に城崎温泉の名前を広めました。それ以降、白樺派を中心に多くの文人墨客が訪れたことから城崎は文学の街としても有名です。
入館料は大人500円。

館内には常設展示場の温泉の歴史や地図などの展示があったり、
温泉と文学とも紐づける展示があったりと楽しむことが出来ます。
現代の作家の書籍販売もしています。
文学としての城崎の旅の思い出としてお土産を購入するのもいいかもしれませんね。
2階では企画展があり、期間ごとに様々な催しの展示をしています。毎回楽しめる工夫になっています。
一つずつをゆっくりじっくり浸る時間が、非常に有意義な時間です。
リニューアルしたというだけあって、館内はとてもきれいで展示も見やすく分かりやすく工夫しているといった印象です。
城崎に行ったら、温泉や料理を堪能するのもいいですが、その土地の歴史に触れ少しでも学びを取り入れると旅に深みが出て、より想いで深いものになりますよ。

土日祝日には外で手湯・足湯も楽しめます(無料)。
城崎に来たら、ぜひ城崎をより深く知るためにも訪れてみてくださいね。