宇野駅から歩いて5分ほどのところに、地域住民からも観光客からも愛される美味しい定食屋さんがあります。

それが、「大阪屋食堂」です。

昼と夜、どちらも営業していますが、今回はお夕飯を食べに、いざ。
行ってみれば、開店直後なのに、すでに人が集まり始めている。

見れば外国の観光客の方も見かけられ、大混雑。

噂には聞いていましたが、かなりの人気店なことは間違いない。

あわや満席となる直前に滑り込み、席に着きました。
店内はこじんまりとしていますが、席はほどよく配置され、とってもアットホームな雰囲気。

厨房も見えるところにあり、お店の方との距離が近くて、なんとなく安心できます。

店員さんたちは、まさにプロの手さばきで魚を焼き、肉を揚げ、料理を次々とテーブルに届けてくれていました。
色々と迷った結果、皆が口を揃えて「ウマい」と絶賛するお魚定食をオーダーすることに決定。

お魚は、その日カウンターに並ぶ数種類から選べるようになっています。

鯖の照り焼きやカレイの煮つけなど、選ぶのが難しいほど美味しそうなお魚が並んでいる中、本日わたしは鯖の塩焼きをチョイスしました。

ほどなくして運ばれてきたお料理がこちら。
わたしの拙い写真では伝わりづらいかもしれないのですが、鯖はとても肉厚で、ふっくらと焼き上げられています。

塩加減も絶妙。

そして、わたしが世界一大好きな食べ物(飲み物?)のお味噌汁は、具だくさんで濃厚で、シンプルにウマい!

副菜のワカメとキュウリの酢の物は、箸休めにちょうど良い塩梅のさっぱりとした味付けで、多めに盛られたご飯も気付けばぺろりと完食していました。

かつてこんなにも完璧な定食があっただろうかと、食べ終えた席で味の余韻に浸りながら思ったのでした。
ちなみに夫はかつ丼に、プラスして単品でお魚を注文。

自分の夫ながら、けっこう迫力のある組み合わせのチョイスに驚きました。

こんなふうに、色々なカスタマイズもできるようなので、何か希望があれば相談してみてくださいね。
店内に貼られている個性的な絵も、いい意味で統一感のない異国情緒あふれる置物も、ごちゃっとしているからこその安心感がありました。

店内の奥には大きなテレビがあって、お笑い芸人がにぎやかに喋っている。

お客さんは黙々とご飯を食べ、時折テレビを見上げながら、また箸を動かす。

食べ終えれば、速やかにお会計をして、また次のお客さんが入って来る。

純粋に「ご飯を食べにいく」という目的をもって訪れるお客さんと、純粋に「お客さんのお腹を満たしたい」というお店の方の目的が、ぴったりと重なっている大阪屋食堂は、とても温かく、好ましく感じられました。

以後、わたし達夫婦は、このお店の常連となったのでした。

大阪屋食堂は、日曜・祝日は定休日です。

お気をつけてお出かけくださいね。