高松の多賀町に、テレビでもよく見かける大人気の洋食屋さんがあります。
それが、琴平電鉄の花園駅から少し歩いたところにある、洋食屋「スマイリー」です。
閑静な住宅街の一角に突如現れる小さなお店。
ちょっとわかりにくい場所にはあるのですが、お昼時ともなれば、行列や人混みができているので一目でわかります。
友人から美味しくてお腹いっぱいになれるお店があると聞き、わたしも仕事の合間をぬって来訪を決めました。
主にハンバーグやエビフライ、ヒレカツなど、定番の洋食が組み合わせて頼めるという話で、添えてあるキャベツやご飯の量も選べるとのこと。
わくわくしていたら、友人に「〝普通〟を〝普通〟と思わない方がいい」と意味深なことを言われました。
どういう意味だろう、と不思議に思いながらも、いざ入店。
さっそく席について、メニューを吟味。
基本は「メインのおかず+ご飯+味噌汁+漬物」のセットですが、「あれこれセット」や「カレーセット」なるものもあり、かなりバラエティー豊かに選ぶことが可能です。
色々悩んだ結果、あれこれセットの「ハンバーグとエビフライ」をチョイス。
エビフライを2本にしようかと考えましたが、何かを感じて1本に抑えました。
また、店員さんにキャベツとご飯の量を聞かれましたが、友人の意味深な一言を思い出し、こちらも控えめに「小」を頼みました。
ほどなくして出てきたお料理がこちら。
わかりますか?
このエビフライの大きさが。
タルタルソースは皿からこぼれ出さんばかり、見えづらいですが添えられたキャベツは山盛り。
白ご飯は「小」なのに、もりっとしっかり盛られています。
そっとまわりのテーブルを見てみると、メインのおかずを多めに頼んだ人やキャベツとご飯の量を「大」にした人たちの嬉しい悲鳴が。
なるほど、友人よ、こういう訳だったのね。
ちなみに友人はカレーセットをチョイス。
こちらもエビフライの迫力に唖然としました。
もちろん見た目だけではなく、味もしっかりと美味しいのがスマイリーの魅力。
わたしが頼んだセットは、サクサクぷりぷりのエビフライにジューシーなハンバーグという最高の組み合わせ。
エビのふくふくとした甘みと、肉の旨味が絡み合い絶妙なコンボを奏でています。
無我夢中でかぶりつき、気付けば完食していました。
開店と同時に席は満席。
わたし達が食べている間にも、次々とお客さんがドアを開け、お店のボルテージが上がってゆく。
人気店を見ていると、どんなに忙しくてもお店の人の対応がとてもあたたかく、丁寧なことに気付きます。
そして同時に、お客さんがそのお店の色に自ら染まり、お店の一部になってその場を盛り上げているのがわかります。
いいお店というのは、良い意味でお客さんを巻き込んで、一緒になって楽しめる空気を醸し出しているお店なのかもしれないな、としみじみと感じました。
「美味しかったね。お腹いっぱい。」
そんなふうに歩いて帰れる幸せ。
今日もごちそうさまでした。