海ではなく陸でサバやヒラメ、アワビの養殖が盛んな鳥取県ですが、最近、米子市で温泉水を利用したとらふぐの養殖が始まり話題になっています。

とらふぐ養殖の施設があるのは、米子市淀江町にある白鳳(はくほう)の里です。
お土産品やレストランが入っていた物産館どんぐり館が閉鎖され、現在はお隣の淀江ゆめ温泉と統合されレストランゆめ亭、お土産品コーナーとなっています。
空いた物産館どんぐり館をなんとか有効利用したいという問題の解決策が、
大山名水+温泉水+鳥取県の陸の魚養殖技術=トラフグ養殖 
というわけです。

残念ながらとらふぐ養殖施設には、関係者以外は入れませんので詳しい様子は見られません。

この辺りは、日本名水百選にも選ばれた「天の真名井」も近くにあり、また大山山麓のミネラルたっぷりの「白鳳の名水」やさらに「淀江ゆめ温泉」の温泉水と、名水づくめでとらふぐを育てています。
陸上養殖では、寄生虫がつかないし雑菌も少ないという衛生面でのメリットもあります。
お隣のレストランに行ってみました。
ゆめふく御膳、ふぐ唐揚げがランチ用のメニューでしょうか。

ここで養殖されたとらふぐは、県外や海外への輸出がメインになるのでしょう。うまくいくように願うばかりです。
実は、以前の白鳳の里のレストランは、大山の名水で作ったお豆腐が美味しくて人気でした。
がコロナ禍以降、まずお豆腐の食べ放題がメニューから消え、今やお豆腐を作ること自体がなくなってしまい悲しんだファンは多かったはずです。

でも、久々にレストランを除くと・・・
上代そば!!!あのミシュランガイドに載ったそば店の味がここでも食べられるらしいです。そば好きの血が騒ぎます。いつか絶対に食べてみたい^^
「淀江ゆめ温泉 白鳳の里」は、玄関を入ると左がレストランゆめ亭、正面が地元の野菜や物産コーナー、右に靴箱と地元の食材を使った加工食品などがあります。
目を引かれたのが梨を使ったお酒でした。
どんな味でしょう?飲めないけど一口味わってみたいなぁ。^^;
ここ「淀江ゆめ温泉 白鳳の里」は地元人の活動の拠点らしく、シニア層を中心にフレイル対策の運動をした後、温泉につかって、友達同士でランチをして帰るという交流の場所として平日も賑わっていました。
屋外には、30リットル100円の温泉スタンドもあります。
この温泉水は、アルカリ性単純泉(無色透明・無味無臭)でさほど温度が高くないので飲み水や料理水として利用する人が多いです。
ここに来るたびに、いくつもの灯油タンクに購入している人を見かけます。
温泉スタンドの後ろ側には、無料の湧水スタンドがあります。
ここも車で大量のボトルを持ってきて汲んでいく人が絶えません。料理屋、コーヒーなどの商売に利用される人も少なからずいらっしゃるようです。

こういう楽しみがあるのが、田舎暮らしの良さの一つなのかもしれません。
白鳳の里(大山名水とらふぐ養殖もしています)
●住所:鳥取県米子市淀江町福岡1547
●電話:
淀江ゆめ温泉:0859-56-6801
*予約専用:0859-56-6798(白鳳の里)
●営業時間
レストランゆめ亭
 11:30~14:30(LO14:00)
 17:00~20:30(LO20:00)
淀江ゆめ温泉
 平 日:10:00~21:00
 土日祝:10:00~22:00