毎年この季節になると、春風の訪れに伴い色付く、大和町川上峡付近。今年も「川上峡春まつり」3月16日(日)~5月19日(日)の期間、開催中です。
近くの「與止日女(よどひめ)神社」の駐車場が利用できるほか、川沿いにも「リバーサイドパーク」の名で、駐車場スペースが開放されています。
神社内の階段をおりると、300匹の鯉のぼりを見上げることができます。これらは全て、地域の方々から寄贈されたもの。鯉のぼり1つ1つの色や大きさ、模様が違うように、それぞれがたくさんの思い出をのせて泳いでいるのです。寄贈された方にとっても、この景色は思入れ深く、毎年楽しみにされているのではないでしょうか。
赤い官人橋を渡って、ここからの景色はもちろん、神社と反対側の国道263号沿いからも眺めることができます。
この日は風が少なく、悠々と泳ぐ姿こそ見られませんでしたが…何度見ても、この景色には圧倒されます。水面にも映えますね。
「川上峡春まつり」といえば、観光屋形船「よどひめ号」の運航も見どころの1つ。筆者も以前、子どもたちと乗って船からの景色も堪能したのですが…今年はまだ運航は未定とのこと。ホームページに「準備中」とあったので問い合わせたところ、現段階でも準備中とのことでした。開催期間中に間に合うのか…不安なところですが、少しでも運航できる機会があることを願います。
船上は静寂に包まれ、水の音と、空を仰ぐ鯉のぼりの「パタパタ」という音だけが響く神秘的な空間。例年は期間中の日曜、祝日、GW中の土曜日が運航日となっていました。こちらの情報はまた確認次第、HPでお知らせされるそうです!
近年、節句の日に鯉のぼりを掲げるお家も減ってきました。そういえば我が家も兜や名前旗だけ…。文化や伝統、慣習は認識として引き継がれながらも、少しずつ“珍しいもの”となってきたように感じます。なかなか間近で見る機会が減ったからこそ、こうしたイベントでの姿を目に焼き付けたいなぁと思います。
【第46回 川上峡春まつり】
場所:佐賀市大和町官人橋付近
開催期間:3月16日(日)~5月19日(日)