五条大橋は五条通が鴨川を横切る地点に架けられた橋で、牛若丸(のちの源義経)と武蔵坊弁慶の伝説で有名です。
伝説によると、牛若丸と弁慶は五条大橋で出会ったとされています。
京で1000本の太刀を奪おうと心に誓った弁慶は、道行く人を襲い、太刀を奪います。
やがて999本まで集め、あと1本というところで五条大橋で牛若丸と出会い、敗れて牛若丸の家来となりました。
五条大橋の西、五条通と河原町五条交差点の間の中央分離帯には牛若丸と弁慶の石像があります。
しかし、当時の五条通は松原通につながる道で、五条大橋は現在の松原橋の場所に架けられていました。現在の場所に移動したのは豊臣秀吉の時代です。
ですので、牛若丸と弁慶が出会ったのは今の松原橋であって五条大橋ではないのですが、そのことは京都の人でも以外と知らなかったりするのでした。