先日、市内の県立公園にて、防災展が開催されました。これは、嘉瀬川・六角川・松浦川での総合水防演習に合わせて行われたもので、防災時に活躍する緊急車両が勢ぞろいしました。
イベントなどでよく出動し、人気の消防車。なんですが、これは珍しい「水難救助車」。水害時や水の事故が起きた際に活躍します。中に入ったところ、消火用とはまた別のホースや、ウェットスーツが積まれています。
こちらは国土交通省管轄の、「河川パトロールカー」
警察車両も、普段よく見るパトカーではなく、水害時用のもの。筆者は初めて見ました!
こちらも国土交通省管轄の「情報収集車」。こちらも普段はなかなかお目にかかれないもの。聞いたところ、災害時の現地レポートや状況把握の共有などをする際に、この車で得た映像などを使用するそうです。テレビ局ではなく、国の機関が所有する、貴重な情報源。
そして今回、現場に姿こそなかったものの、気になったのがこちら。2020年に活動開始した、防災ヘリ「JA153L」(車体番号)、その名も「かちどき」。この日、公園に来るまでの道中、空を飛んでいるのを見かけました。赤い車体だったので救急ヘリかな?と思ったら、防災ヘリだったようです。
通常は佐賀空港に常駐しているそうです。救助活動や緊急時に状況把握などをする「緊急運航」、そのほか今回のような訓練や行政活動などの「通常運行」がおもな活動内容。組織としては「防災航空センター」に属し、「防災航空隊」の活動のもと、動きます。
ファイルやシールを記念にいただきました。緊急時が起きないことが1番望ましいのは前提として、佐賀の空の安全を守る存在、、とても頼もしいものです。
“身近に感じる”というのはなかなか難しいですが、こうした取り組みや機能がより広く認知されていくことが必要だと思います。そしてその情報を受け取り、把握することも県民の1つの役割ともいえるのではないかと思います。