滋賀県の石山寺から見える月は「石山秋月」と呼ばれ、近江八景の一つに数えられています。
かの紫式部も、石山寺から見える月を眺めながら源氏物語を書いたことで有名です。
本堂から少し上にのぼったところに展望台があり、琵琶湖へ流れる瀬田川が見えます。
そしてこの展望台には「月見亭」が。
月見亭は平安時代後期、後白河上皇が月を眺めるために建てられたのだそうです。
また、この月見亭につながる形で芭蕉庵があり、松尾芭蕉も度々この地に訪れました。
昔から多くの人に愛された石山寺からの月。
現在も9月には秋月祭として夜間拝観が行われているそうなので、是非一度は石山寺からの月を見てみたいものです。
石山寺月見亭 滋賀県大津市石山寺1丁目3-15
拝観時間(石山寺):8:00~16:30