蓮華のような大きな岩が山の上にある「石山」は、古来から神聖な場所として人々に信仰されていたそうです。
石山寺がこの地に創建されたのは、聖武天皇の時代。奈良の東大寺の建立にあたり、祈願のために建てられたのだとか。
石山寺の境内に入ると、まずはながーい階段があります。
ゼエゼエと言いながら登り切った先に、神聖な岩とされるこの景色が。
非常にインパクトのある岩山で、珪灰石(けいかいせき)と呼ぶそうです。
付近に噴き出した花崗岩の熱作用によって石灰岩が変成したそうで、地質学的に大変貴重らしく、国の天然記念物に指定されています。
珪灰石、近くで見てみると非常にゴツゴツしていました。
「これぞ岩山!」と感じられるほど大迫力でした。
岩の表面には物凄い数のお賽銭が貼りついていましたが・・・。
石山と石山寺の名前の由来はもちろんこの岩からで、本殿も岩山の上に建てられています。
滋賀県大津市石山寺1丁目1-1
名前になるだけのインパクトと荘厳さがあり、必見です。
石山寺の情報
拝観時間:8:00~16:30