アンネのバラとは「アンネの日記」を書いた少女アンネ・フランクにちなんだバラです。
強制終了所で15歳の短い命を終えたアンネとその家族が過ごした隠家での生活を描いた「アンネの日記」は世界中の多くの人が知るところですが、戦後バラが大好きだったアンネのためにベルギーの園芸家が、家族で唯一生き残ったアンネの父オットー・フランクに贈ったのが「アンネのバラ」です。

正式名称は「Souvenir de Anne frank」で訳すと「アンネの形見のバラ」です。
その後、平和を伝えるバラとして日本にも渡り、アンネのバラは全国各地に広がっていきました。

そんなアンネのバラが米子市の聖イエス会米子教会でも大切に育てられており毎年5月になると美しく咲き始めます。
アンネのバラは成長につれて色が変わるバラで、蕾の時は深紅、咲き進むうちに黄色、オレンジ、淡いピンク、そして赤と目まぐるしく変わる不思議な性質を持っています。
まるで過酷な状況でも明るく未来への希望を失わず生き抜こうとしたアンネ・フランクの、それでも揺れ動く少女の心情を表現しているかのようです。
アンネのバラ 聖イエス会米子教会
住所:鳥取県米子市彦名町2606-1
電話:0859-24-0070
※アンネのバラ開花時期は5月上旬~下旬頃