京都の中心地・祇園四条のすぐ南にある建仁寺は、俵屋宗達の「風神雷神図屏風」でも有名な大寺院です。
境内は、繁華街と祇園花街に挟まれているとは思えないほど静かで落ち着いた雰囲気。
その境内にあるのが、今回紹介する建仁寺塔頭の霊源院です。
霊源院は、可愛い甘茶が見られるお寺として知られ、5月中旬から6月中旬にかけては多くの参拝客が訪れます。
甘茶は、ガクアジサイに似た花が咲く草花です。
4月8日の花まつり(お釈迦様の誕生日を祝うお祭り)では、甘茶を煮出した甘みのあるお茶をお釈迦様の像にかけるという行事があります。
霊源院のお庭には、この甘茶が所狭しと咲き誇り、とてもかわいい景色が広がっています。
甘茶だけでなく由緒あるお茶室や「墨龍図」という天井画なども見どころです。
甘茶の時期限定の御朱印も素敵ですので、御朱印を集めている方には特におすすめのお寺です。
建仁寺や八坂神社へお参りの際はぜひ霊源院にも足を延ばしてみてくださいね。
霊源院の基本情報
住所 京都市東山区大和大路四条下ル小松町594
拝観時間・拝観料などは催事ごとに異なりますので、公式サイトでご確認ください