坂本城は、今の滋賀県大津市にあった城です。明智光秀の居城として築かれました。
琵琶湖に面した平城で、当時、織田信長の安土城につぐ天下第二の城と評されるほど、豪壮華麗だったとされています。
明智光秀は本能寺の変で織田信長を討ちますが、天王山の戦いで羽柴秀吉に敗死します。その後、坂本城に籠城する光秀の重臣・明智秀満は城に火をかけて自害。坂本城は焼失しました。
のちに丹羽長秀によって再建されますが、再び廃城となり、その後再建されることはありませんでした。
現在は、城郭跡地の大半は市街地化されており、推定地の中央には国道161号が貫通しているため、残念ながら遺構は消滅しています。
城があった場所の近くに「坂本城址公園」が作られており、なんだかずんぐるむっくりして可愛らしい明智光秀の像が建てられています。