今年も京都の夏がやってまいりました。
京都では7月の1ヵ月間に渡って祇園祭が行われております。※写真は全て宵々々山(7月14日)の様子です。
京都では7月の1ヵ月間に渡って祇園祭が行われております。※写真は全て宵々々山(7月14日)の様子です。
夕方の長刀鉾(なぎなたぼこ)も素敵です。
四条通りの「ねこバス」ならぬ「鉾(ほこ)バス」の風景が楽しめるのも、
この季節の風物詩です。
鶏鉾(にわとりぼこ)です。
焼肉屋さんの出店でビール、お弁当屋さんで唐揚げを買い、食いだおれでした(笑)
綾傘(あやがさ)鉾です。
今年は八坂神社の御旅所で粽(ちまき)と青龍をモチーフにした団扇も手に入れて、
楽しませていただきました。
ここからは余談ですが、
学生時代に『祇園祭~祭りを支える人々~』をテーマに研究していたことがあり、
八坂神社や祇園祭鉾町の関係者の方々から直接お話を伺う機会がありました。
その際、皆さんが口を揃えておっしゃっていたのが、
例年通り同じように祇園祭を行なうために、試行錯誤や工夫を重ねているそうです。
例年通り同じように祇園祭を行なうために、試行錯誤や工夫を重ねているそうです。
この「例年通り」「同じように」行なうために、
どれだけたくさんの方々の労力がかかっているか。
お客さんとしてお祭りに行くのも楽しみの一つですが、
「お祭りの背景」まで思いを馳せて、深く掘り下げて祭りと向き合うと、
また違った楽しみ方もできるのではないでしょうか。
ところで、森見登美彦さんの『宵山万華鏡』で、
同じ祇園祭がないように、
私たちも同じ日はない気持ちで生きたいものですね。
「祭りの夜に何かが起こる」とありますが、
今年の祇園祭も「例年にはない」ことが起こったそうです。
鶏鉾の車輪が壊れてしまったり、
蟷螂(とうろう)山のカマキリの鎌が外れてしまったり。
・京都・祇園祭 前祭 山鉾巡行、鶏鉾の車輪の一部が割れる(京都新聞)
https://news.yahoo.co.jp/articles/0dae880aac344ca4c7d6e15e653f398a8a25c8b2
・祇園祭の山鉾巡行 蟷螂山のカマキリの鎌、巡行中に外れる(朝日新聞)
関係者の皆さんの並々ならぬ努力に心より感謝申し上げます。
私たちも同じ日はない気持ちで生きたいものですね。
今年も大きな事故もなく、無事に行なわれている祇園祭2024。
7月17日の前祭(さきまつり)の山鉾巡行を終え、残すは24日の後祭(あとまつり)のみ。
と言っても、7月は1ヵ月間に渡って祇園祭が行われておりますので、
祇園祭ゆかりの神社やお寺などを回るのも良いかもしれませんね。
【京都祇園祭】7月1日~31日
7月24日:後祭山鉾巡行
7月14日~16日:前祭(さきまつり)宵山
7月17日:前祭山鉾巡行
7月21日~23日:後祭(あとまつり)宵山7月24日:後祭山鉾巡行
・KYOTOdesign「祇園祭2024 日程表」
・祇園祭山鉾連合会 行事日程