福田美術館で開催されている「福田どうぶつえん」は、福田コレクションの動物画78点が集結。ライオンやトラなどの猛獣からイヌやネコといった身近な動物まで、日本画家たちが描いた動物たちを楽しむ展覧会です。
第1章は、猛獣と「はたらく動物」のコーナー。冒頭の大橋万峰(おおはしまんぽう)・翠石(すいこく)による虎の絵は大迫力で圧巻。それと対比するような江戸時代の与謝蕪村(よさぶそん)による虎の絵は、なんだかユーモラスな風貌です。
これは、江戸時代の画家たちは虎を見たことがなく、猫を参考にして想像で描いたいたから。それぞれの表現の違いを見比べるのも楽しい。
第2章では、甲殻類や爬虫類、サル、小動物の動物画を展示。第3章には身近な動物であるイヌとネコの絵が展示されています。円山応挙の描く犬は、そのあまりの可愛らしさに力がぬける…
「福田どうぶつえん」は、2024年10月1日(火)までの開催。夏休み中の8月は小学生無料で、毎週火曜の「喋っていいDay!」もあるので、お子さまの自由研究にもよさそうですね。