金沢は、古都でもありますが、現代アートで知られる金沢21世紀美術館があることでも有名です。金沢駅から武蔵方向へ歩いていく道には、大きなオフジェがあるのをご存知でしょうか。アート作品を探しながら、金沢駅から武蔵までお散歩しました。
まずは、金沢駅の観光案内所へ
石川県の郷土玩具であり、縁起物の「加賀八幡起上り」をモチーフに、石川の多彩な文化をギュッと凝縮し、百万石の豪華絢爛さをイメージさせるデザインで、北陸新幹線開業PRキャッチコピー「いしかわ百万石物語」を象徴するキャラクターとして作成されました。 ー 石川県HPより引用
観光について、ガイドさんが答えてくれる窓口もあるので、観光の前に寄られるといいと思います。
1.やかん、転倒する
金沢駅のすぐ横にある、オブジェ「やかん、転倒する」
金沢駅の東口の一角にあります

傾いて地に埋まる巨大なやかん。普段、気付かない人も多いのですが、傍らにはふたもあります。
金沢駅の待ち合わせ場所としても利用されているオブジェ。
金沢の街を彫刻で彩ろうと、市が2006年に募集した国際コンペの最優秀作品。生活と芸術の橋渡しになると評価された。やかんの形を少し潰して漫画的に平面化したそう。
三枝一将氏作
金沢・まちなか彫刻作品・国際コンペティション2006 最優秀賞
2.金沢駅のもてなしドームと鼓門
金沢駅は日本の駅の中で、唯一、世界で最も美しい駅14駅の1つに選出されています。

ガラス張りのもてなしドームは雨や雪の多い金沢の地の印象が曇らないよう、「駅を降りた人に傘を差し出すおもてなしの心」をコンセプトに設計されました。
日没から鼓門はライトアップを行っています。 加賀五彩をイメージした、えんじ(赤)、藍(青)、草(緑)、黄土(白色)、古代紫(紫)をイメージしてライトアップされるので、こちらにも注目ください。

土・日・祝日は5色それぞれで2分間ずつ色が変わります。色が移り変わる鼓門を楽しめるのは、休日ならではですよ。
3.CROPUS MINOR#1
こちらは、金沢・まちなか彫刻作品国際コンペティション2004優秀賞作品。
説明によると、「2種類の鉄のピースを48個組み合わせ、錆による風合いの変化を街の発展や時代の変化に重ねあわせ制作された作品」だそう。

鉄の錆がどんどんと変化し、ますますいい味になっていくのがこの作品の醍醐味なのです。

ヤンネ・クリスティアン・ヴィルックネン氏作
金沢・まちなか彫刻作品・国際コンペティション2004 優秀賞

4.The SUNDIAL
金沢駅から駅前通りを武蔵に向かって進んだ先の交差点のわきにあります。
日時計の形をした彫刻で、光と影を利用して時間を示すことができるそうですが、実用的な日時計とはなってるかは夜ではわかりませんでした。

バルトゥオミィエイ・ストゥージク氏作
金沢・まちなか彫刻作品・国際コンペティション2004 優秀賞
時間の流れをゆっくりと感じて欲しいという気持ちで作ったとか。
5.FUGA(風雅)
大きな黒石が置かれているオブジェがあります。椅子ではありません!
街に溶けこんでいることがいいですよね、オブジェに腰かけて金沢の地図を広げる人がいるかもしれませんが、夏は火傷しそうになるほど熱くなるので注意です。

阿部 守氏作
金沢・まちなか彫刻作品・国際コンペティション2004 優秀賞
6.BREAKFAST
武蔵交差点の角には、食パンにナイフが食い込んでいるオブジェがあります。
バターが溶けているのかいろいろイメージできる作品です。

岡村光哲氏作
金沢・まちなか彫刻作品・国際コンペティション2006 優秀賞
金沢駅東口から近江町市場とを結ぶ金沢駅通りで、屋外展示されているオブジェの夜間ライトアップ、歩きながらアートを楽しめますよ。