みなさんは、小説家の有島武郎さんをご存知でしょうか?有島武郎さんは、「カインの末裔」や「或る女」などで知られる大正期にかけて活躍した小説家です。北海道ニセコ町にある有島武郎記念館をご紹介させていただきます。
有島は、大正11年に東京で生まれますが、その後北海道大学の前身にあたる札幌農学校に進学します。小説家として活躍する一方で晩年には、自身が所有していたニセコ町にある農場を小作人に無償解放したことによって北海道の開拓や農業の発展に寄与しました。
入館料は一般500円、高校生100円、中学生以下は無料となっております。
この有島記念館では、有島の「相互扶助」の思想のもと画期的な無償解放を行った農場跡に1978年に設立されました。 有島の生涯や思想、農場の足跡や作品を紹介する展示を行っています。
JRニセコ駅から徒歩30分程度、札幌からは車で2時間程度かかりますが、ニセコへの夏のドライブがてら有島記念館に足を運んでみてはいかがでしょうか。