幸神社は出町の枡形商店街の近くにあり、幸神社と書いて「さいのかみのやしろ」と読みます。
平安遷都の際に建てられた御所の鬼門を守る神社で、都との境界を守る道祖神として、出雲路道祖神とも呼ばれていたそうです。
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住宅街の中にあり、境内はこじんまりとしています。
主祭神は、猿田彦の神。
猿のおみくじが可愛い神社で、申年にはとくに人気です。
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境内の東北の隅にある石神さんは、境内が何度も火災に遭う中、平安時代から残り続けている石だそう。
拝むと縁結びのご利益があるのだとか。
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今回の目当てはこのお猿さんでした。
本殿の東北側にいらっしゃいますが、この札を見つけるのに苦労しました。
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御所の猿が辻と幸神社のお猿さん、そしてここからさらに東北にある赤山禅院のお猿さん、その先の比叡山にいる神猿。
御所の鬼門ラインを4重にも守っているそうです。
京都は風水で作られている都市なんですよね。
改めてすごいなあと思いました。
幸神社の情報
京都市上京区寺町通今出川上ル西入ル幸神町303