京都府宇治市宇治山田にある「宇治上神社」。京阪電車の宇治駅で降りて、世界遺産の平等院を訪れたなら、同じ世界文化遺産の「宇治上神社」も訪れておきたいところ。
宇治川の東岸の朝日山の山裾にあり、神社建築では、その本殿は日本最古とも言われていますが、創建年代などの起源は明らかではありません。

赤い鳥居を抜けた参道に入ると、空気が一転します。その先の小橋を渡ると拝殿が見えてきます。
拝殿横には、御朱印やお守りの受付があります。
本殿へはぐるりと回ります。
本殿に行くまでに「手水」処がありますが、普通の神社とは違って石段を降りて柄杓に水を汲むという、一風変わった手水処。
本殿(国宝)は平安時代後期に伐採された木材が使われて、一間社流造りの三殿からなります。
非常に歴史を感じる造りはその姿を拝むだけでも、ありがたい感覚になります。
ご神祭は、菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)、応神天皇(おうじんてんのう)、仁徳天皇(にんとくてんのう)だそうで、古の懐に入ったような感覚にゆっくり悠久の歴史を感じることができますよ。

隣接の「宇治神社」とは対になっているようで、両方参拝するのをおすすめします。