京都の六角堂と言えば、それだけで場所が分かるのですが、意外とお寺の名前は知らない方も多いでしょう。

頂法寺は華道で有名な池坊の発祥地でもあります。

この名前は、聖徳太子が沐浴したの傍におさんが住んでおり、池坊と呼ばれたことが由来です。
そしてこのお坊さんの家系が代々この場所を継いでいます。

まずは境内図から。
先に言っておきます。
大事な「へそ石」の写真を撮り忘れました。

へそ石は京都の中心を示したと言われており、元々は六角通り辺りにあったのですが、道路を作る際に境内へ移動したそうです。
元の場所からすると少し北になりました。

では本堂の六角堂へ。
大きな提灯にも書かれている通り、ご本尊は「如意輪観世音菩薩(にょいりんかんのんぼさつ)」です。

六角堂はその形から呼ばれ地元に親しまれています。
先に書きましたが、聖徳太子が京都に来た際にこちらで沐浴をし、そのまま留まったことから、「聖徳太子創建の寺」とも呼ばれています。

では右から回っていきます。
ちょっと奥まったところに「唐崎社(からさきしゃ)」。
滋賀の「唐崎神社」と同じですが、一緒に京都の「祇園社(八坂神社)」と「天満宮(北野天満宮)」も祀られています。

その左側には・・・
大勢おられますが「十六羅漢(じゅうろくらかん)」です。
方位は細かく分けると16あり、それぞれの方位に「羅漢(修業を終えて最高にに達した人)」がいる様子を表しています。

真ん中奥に見えている屋根はおそらく「親鸞堂(しんらんどう)」です。

さらに奥へ行くと・・・
赤い建物の「太子堂(たいしどう)」と池です。

手前の白鳥の奥の水面に四角いものが見えますが、あれが聖徳太子沐浴の古跡で、湧き水のようになっています。

そこから左へ回ると・・・
多数のお地蔵様。それぞれにご利益があるそうです。

そして左、門から見ると入ってすぐ右にある・・・
石不動」です。

すみません、どうやってもここだけはクリアな写真が撮れず、全てモヤってしまいました。
何とかまだ綺麗な方の写真。

境内はこんな感じですが、門を出た道向かいに「鐘楼」があります。
第二次世界大戦の際、国による金属回収で一時期は鐘が無くなっていましたが、戦後に改めて建てられたそうです。


紫雲山 頂法寺(六角堂)
住所:京都府京都市中京区六角通東洞院西入堂之前町248
参拝時間:6:00〜17:00
拝観料:無料
その他:公共交通機関をご利用ください。