国内外で高い人気を誇る江戸時代の絵師・伊藤若冲。若冲が70代の頃に描いた“激レア”な巻物が新発見され、福田美術館で世界初の一般公開が始まりました。
この作品「果蔬図巻」(かそずかん)は、約3メートルの絹地にさまざまな野菜や果物が描かれ、巻物に仕立てられた作品。
当時の一般的な野菜・果物が並んでいて面白い。パッションフルーツやジャックフルーツ、ライチなんかもあります。
今回の展覧会「京都の嵐山に舞い降りた奇跡!!伊藤若冲の激レアな巻物が世界初公開されるってマジ?!」展では、他にも若冲と大典顕常が舟で京から大阪へ下る間に見た風景を表現した「乗興舟」や、初期から晩年までの優品約30点が公開されます。
さらに、伊東若冲と同時期に同じく京都で活躍した画家、曾我蕭白(そがしょうはく)と円山応挙(まるやまおうきょ)にも注目し、作品を展示。
同じ虎でもずいぶん趣きが違うので、比較しながら鑑賞するのも一興です。
「京都の嵐山に舞い降りた奇跡!!伊藤若冲の激レアな巻物が世界初公開されるってマジ?!」は、2025年1月19日(日)まで開催されます。