兵庫県神戸市中央区北野町、神戸北野異人館街にある「北野天満神社」は、霊顕あらたかな学問の神様で親しまれている菅原道真公をお祀りする由緒ある神社です。
「北野天満宮」といえば京都ですが、神戸の「北野天満神社」は、治承4年(西暦1180年)の6月、平清盛公が、京都から神戸に都を移し、「福原の都」をつくるに当たって禁裡守護、鬼門鎮護の神として、京都北野天満宮から勧請して祀られた古い歴史があるようです。
手水舎です。
鯉に水をかけ祈願すると願いが叶うといわれてる、水かけ祈願叶い鯉があります。
鳥居をくぐって長い階段を上がると、神戸の景色を眼下に見ることが出来ます。
振り返ると舞台があります。
舞の奉納や神前挙式などが行なわれたり、北野国際まつりなどの際には舞台として各国の民俗芸能が奉納されるようです。
こちらは拝殿。
約260年前にご造営された本殿は、透塀、拝殿、鳥居、灯籠、石段とあわせ、昭和60年に神戸市の「伝統的建造物」として文化財に指定されています。

学問の神様、菅原道真公を祀っているだけあって、シンボルの牛や、合格絵馬も多数奉納されていました。
境内末社として、天高稲荷神社と薬照大明神にも参拝しておきましょう。
なんと神社内にはゲストハウスも出来ていました。
なんだかありがたくて一度泊まってみたいですよね。

歴史上の人物もこの道を歩いて幾多のロマンを残している場所。北野天満神社は美しい北野の坂道を上った先に鎮座しています。遥か神戸の港までを見渡せる境内からの素晴らしい眺望は、天神様の清らかな眼差しを受けているようですね。