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歴史的な街並みが今も残る 世界遺産・上賀茂神社の社家町
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まちフォト
京都府・上賀茂
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世界遺産「上賀茂神社」は京都で最も古い神社とされています。上賀茂神社から東に行くと、「社家」と呼ばれる神職の家が立ち並び、室町時代に形成されたという情緒あふれる街並みが残っています(もちろん室町時代そのままではありませんが)。
上賀茂神社を流れる「ならの小川」は、神社を出ると「明神川」を変え、西に向かって流れます。この川沿いに社家の家々が立ち並んでおり、昔ながらの石橋や瓦葺きの門、土塀、母屋が歴史的景観を生み出しています。
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この通りは正式名称は「上賀茂本通」というのですが「藤ノ木通」とも呼ばれ、「重要伝統的建造物群保存地区」および「上賀茂郷界わい景観整備地区」に指定されています。
昔はどの神社の周辺にもこのような社家の街並みがあったのでしょうが、おそらく現在、これほどの規模で社家の街並みが残っているのは全国でもここだけでしょう。上賀茂神社を参拝されたときはぜひ歩いてみてはいかがでしょうか。
「西村家別邸」では中を見学することができます。
「西村家別邸」では中を見学することができます。