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フェイントに注意 佐久間象山と大村益次郎の遭難碑
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まちフォト
京都府・河原町・烏丸・大宮
佐久間象山(さくましょうざん)は幕末の信州松代藩士で、兵学者・思想家。洋学を学び、開国論を唱えました。門人には勝海舟や吉田松陰、坂本龍馬など、そうそうたる顔ぶれがいます。
京都・三条木屋町の路上で攘夷派によって暗殺されました。
京都・三条木屋町の路上で攘夷派によって暗殺されました。
大村益次郎(村田蔵六)は長州出身。医者の家に生まれ、医学と兵学を学び、戊辰戦争では官軍を率いて活躍しました。明治維新政府では軍隊の近代化に尽力しますが、三条木屋町にあった旅館で反対派に襲撃され、その傷がもとで亡くなりました。
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現在この地には、高瀬川を隔てた対岸に石碑が建てられています。
この場所から約100メートルほど南の三条木屋町の交差点の北西角には「佐久間象山・大村益次郎遭難碑」への道しるべがあります。一瞬こっちが遭難碑かと思わせて紛らわしい。
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「佐久間象山・大村益次郎遭難碑」へ行くには、おそらく南から北へと向かって歩くのが圧倒的に多いので、そうなるると手前にあるこちらを遭難碑と勘違いしてしまう恐れがあります。
こちらはあくまでも道しるべですので、お間違いのなきよう。
↑ こちらが本物。
↑ こちらはフェイント。