グラスリッツェンとは、オリジナルのデザインを彫刻するガラスアートの一種。ヨーロッパ発祥のこの手法は、手軽に始められるため、初心者にも大変人気があります。普段使いのガラス製品に、自分の好きな絵や文字を彫ることで、オンリーワンのアート作品が完成します。
1. 必要な道具
手に入りやすいルーターと手彫り用のペンが必要です。100円ショップのルーターは手頃な価格で入手でき、さまざまな形状の彫刻針も取り揃えられています。手彫り用のペンはU-6という種類のものがおすすめで、繊細なデザインに挑戦する際に役立ちます。今回は手彫り用のペンを使用しました。
2. 使うガラス製品
100円ショップで手に入るガラス製品（初心者は厚みのあるガラス製品がよい）や、家にあるコップやボトルでも十分に楽しめます。自分の好みに合ったアイテムを選びましょう。ペンダントトップやアクセサリー、花瓶なども素敵な彫刻の対象となります。私は、小皿を選びました。厚みもあるので、安心して掘ることができます。
3. 彫刻の手順
①デザインと配置を決める：初心者は簡単なアルファベットやイラスト（単純作業の繰り返しがあるデザイン）から始めると良いです。
②下絵を描く：トレーシングペーパーやクッキングシートを使って、ガラスに下絵を写します。
③ガラスを削る：ルーターを使用すると迅速に進められますが、手彫りも微妙な表現が可能です。（小さい作品であれば拡大鏡を使用するとよいですね。「ハ○○ルーペ」など）
④油性ペンを拭き取る：仕上げに油性ペンの残りを布やエタノールで拭き取ります。
⑤作品をチェックする：色の濃い布や色画用紙を用いて仕上がりを確認します。
1. 簡単なデザインから始める
初めての方は、簡単なデザインや文字からスタートしましょう。イニシャルや単語を彫るだけでも素敵な仕上がりになります。今回私は「麦」をデザインしました。一見難しいと思いましたが、単純作業の繰り返しでペンの力加減に慣れるのに適しているということで選びました。
2. 力を入れすぎない
ルーターを使用する際は、力加減に気をつけて丁寧に彫っていきましょう。手彫りでは微妙な表現が可能なので、力の入れ具合に注意が必要です。はじめは難しいのですが、数分するとコツがつかめてきますよ。
3. 濃淡を活かす
彫り重ねることで色が濃くなるため、濃淡を意識して彫刻してみてください。微細な模様や陰影が生まれ、作品に深みが加わります。まずはじめは軽く傷をつける程度で徐々に彫り深めていくという感じです。
4. 安全に注意
作業中、力を入れすぎるとガラスの粉が飛び散る可能性があるため、保護メガネやマスクの着用が重要です。滑りやすい場合には、滑り止めマットを使用し、安全に作業しましょう。今回は滑り止めとしてタオルを使用しました。
住所：広島県廿日市市永原738-21
電話：080-5232-5329
※申し込み：「じゃらんnet」から申し込むとスムーズ
※体験時間：約2時間
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