喫茶 メロウ
グルメ・その他
香川県高松市花園町2丁目8
[地図]
時が止まる珈琲店~喫茶メロウ~
グルメ・お店
香川県・花園町
春先に参加したBOOK遍路をつくる会主催の読書会。
とても楽しかったので、また参加したいなと思っていたところ、次は老舗喫茶店での開催とのこと。
これはもう参加しないわけにはいかないですよね。
ということで行ってきました、喫茶読書会!
会場になったのは、長尾線の花園駅から徒歩1分の「喫茶メロウ」。
時間の経過を感じさせてくれる味のある店舗で、左側が喫茶店、右側が床屋になっています。
喫茶店と床屋が併設って素敵だなと思います。
順番待ちの時間にコーヒーを飲んでもいいし、散髪後のサッパリとした頭で気持ちよくコーヒーを飲んでもいい。
喫茶店と床屋さん。
意外だったけど、相性はすごくいいと思います。
店内もレトロで落ち着いた雰囲気。
古き良きを大切にしていることが、そこかしこから伝わってきます。
店内の時計はすべて、10時10分で止まっていて、実際の時間を忘れてしまうほど穏やかな時間が流れています。
メニューはあまり多くはなく、シンプルにコーヒー、紅茶、ココアなど。
カウンターでは、おばちゃんがしずかにコーヒーを淹れていて、ゆっくりとした動作で給仕してくれる。
別に急がなくてもいいんだな。
忙しい毎日だけど、急がなくてもいいんだ、と素直に思えました。
読書会が始まるまでのたった数分間だけでも、わたしはこの喫茶メロウに流れる時間そのものに癒されました。
そして始まった読書会。
持ち寄られた本は、小説、短歌集、短編集、語録などバラエティに富んでいて、各々自分の好きを全開にして夢中で語り合いました。
飛び入りで喫茶メロウのマスターが参加してくれたのも嬉しかったです。
読書会は台本も段取りもほとんどないから、こういうサプライズみたいなことが起こっちゃうのが素敵。
本の話も、思わぬ着地点にたどり着いたりするもんだから、面白くて病みつきになっちゃうんですよね。
今回は参加者の中に短歌を詠む方々がいらっしゃって、わたしはまた新しい世界を知ることもできました。
興味深過ぎて、そのうち短歌を詠んでしまいそう。
自分の新しい可能性を発掘できた日でもありました。