やさしさに似た夜明け~豊島の朝~
わたしが瀬戸内海の小さな島「豊島」に暮らして、丸2年が経ちました。 旅の途中で民宿カラフルに泊まって夫と出逢ったことがきっかけで、民宿のお手伝いを経て、夫と結婚し今に至ります。 慣れない場所での生活に最初は泣いてばかりいたわたしも、今では大抵のことは笑い飛ばせるほど強くなり、だんだんと自分の身体と心が豊島に根付いてゆく感覚を味わっています。 故郷とは違う文化や風習に戸惑ったり、島の人特有の言い回しに傷ついたり、今思えば「なんだそんなことか」と思うことにもいちいち反応して悩んで泣いて。 正直に言え