山梨武田史跡巡り〜武田家最後の城「新府城跡」〜
今回は、武田勝頼公が築き、68日で灰となった「新府城(しんぷじょう)跡」をご紹介します。 新府城は、山梨県韮崎市中田町にある平山城(ひらやまじろ)です。平山城とは平地の中にある山や丘陵に築かれた城のことです。 勝頼公は長篠の合戦で大敗したのち、他国侵略から領地の支配強化に方針転換をしました。そんな方針の一環として、1581年(天正9年)から新府城の築城が開始され、その年の年末には勝頼公が甲府躑躅ヶ崎館から韮崎新府城へ移住しました。 信虎公時代から本拠であった甲府躑躅ヶ崎館は城としての機能は十分で