山梨武田史跡巡り〜武田家終焉の地②「武田勝頼公最後の地 景徳院」〜
さて今回は、武田勝頼公が最後を迎えた「景徳院(けいとくいん)」をご紹介します。 景徳院は、山梨県甲州市大和町田野にあります。かつては地名から「田野寺(たのでら)」とよばれていました。 武田家が滅亡したのち甲斐を支配した徳川家康は勝頼公や亡くなった家臣たちを弔(とむら)うため田野の地に「景徳院」を創建しました。 江戸時代に一時住職が不在となってしまいますが、1624〜1644年(寛永年間)には笛吹市にある広厳院から住職を招き入れ再興しました。 1845年(弘化2年)の江戸後期と1849年(明治27