国指定重要文化財 大神山神社奥宮の特別拝観Vol.1 杮葺(こけらぶき)屋根の修復工事がすごかった
中国地方最高峰 大山(だいせん)は、出雲国風土記では国引き神話の一役を担った山として、その後、鎌倉から室町に至るまでの時代には、3000人もの僧兵が集い、高野山の金剛峯寺(和歌山県)や比叡山の延暦寺(滋賀県)と並ぶ一大勢力だった山です。 しかし、時代が進むにつれて大山にあった多くの寺院は徐々に減り、残った大山寺も明治には神仏分離によって大山寺と大神山神社奥宮に分けられました。 大神山神社奥宮は、大山寺内にあって信仰の中心だった大智明権現社(だいちみょうごんげんしゃ)と呼ばれた本社が分離されたもの