海と陸との交通路としての日本最古の井戸
ある日、指宿市の県道を走っていると田んぼの一角に小さな森が見えました。しかし看板が見えていても、何があるのかはよく分かりません。別の日に実際に立ち寄ってみることにしたのですが、そこはとある物語に関連した井戸がある場所だったのです。 玉乃井は、神代の昔に豊玉姫が実際に使っていた井戸なのです。 また、日本書紀中の神代説話「海陸交通伝説」を現代物に脚色した曲でもあります。 「兄の大切な釣針を魚に取られて焦った彦火々出見尊は海の都に探しに出かけた。疲れて玉之井の傍に立つ木陰で休んでいると、水を汲みに来た