江戸時代の手作りおもちゃを感じる。赤穂市歴史博物館で「立版古の世界」開催中
兵庫県赤穂市上仮屋にある「赤穂市立歴史博物館」では、現在「立版古(たてばんこ)の世界」と称して忠臣蔵の名場面の浮世絵を立体的に組み立てた起こし絵の企画展が、来年の2月下旬まで開催されています。 立版古(たてばんこ)とは、切組灯篭や組上げ灯篭、起し絵ともいわれる錦絵を使ったおもちゃ絵のこと。元は孟蘭盆の灯篭行事として始まり、寛政(1789~1801)頃に京・大阪周辺の上方から江戸で流行した灯篭飾りが起源といわれていています。つくられた当初の立版古は、家の前にろうそくの火を入れて飾り、夕涼みの人々の