南禅寺方丈の六道庭
南禅寺方丈の六道庭は、天上・人間・修羅・畜生・餓鬼・地獄の六つの迷いの世界を表した「戒めの庭」です。 小方丈の奥にあり、もう一つの解脱を表現した「如心庭」と対になっています。 二つの庭を続けて観ると、その違いに驚きます。 六道庭を最初に観た時の正直な感想は、「方丈の奥にこんな素敵な庭が広がっているなんて!」でした。 まさか戒めの庭だったとは。 庭の隅には鬼瓦が。 迷いの世界に入ってしまった人々を見守っているのでしょうか。 迷いの世界とはいえ、回廊もあって開放的な雰囲気で、とても素敵な庭でした。