関門海峡ミュージアム1〜2Fにある『海峡レトロ通り』。
このレトロな街並みは、大正期の門司港を模倣したものです。

大正時代にワープしたかのような空間。
国際貿易の立脚点として栄えていた頃の賑わいを感じられます。

こちらの「手塚商店」は、明治末期〜戦前に存在した商店がモデルになっています。
当時は、このようにショーウィンドウのある建物は珍しかったようです。
瓦屋根の町屋に、右横書きの看板が取り付けられているのが、なんともレトロですよね。

1900年に開業した、「住友銀行 門司支店」の設計は、東京駅を設計した辰野金吾氏の弟子である、野口孫市氏が手掛けました。
ローマやギリシャの古典的な様式美が取り入れられています。

近くでは、門司港の発祥の伝統文化「バナナの叩き売り」の真っ最中!

路面電車も、実在モデルに近い形で再現されています。

劇場ではヴァイオリニスト・クライスラーの演奏会などが開催され、多くの人々で賑わったそうです。

2Fの「さかえ小路」(明治〜昭和初期の門司港栄町)には、喫茶店やバー、床屋などが並んでいます。
これだけ充実した展示でありながら、門司港では穴場的スポットである「海峡レトロ通り」。関門海峡ミュージアムに訪れる方は、ぜひお見逃しなく♪