白龍園は、左京区鞍馬二ノ瀬にある知る人ぞ知る紅葉の穴場スポットです。
通常は非公開の日本庭園ですが、春と秋のみ限定特別公開されます。
観覧は事前予約制となっていますので、混雑することもなく、ゆっくりと紅葉を楽しむことができます。
白龍園について
白龍園のある地域は安養寺山と呼ばれ、不老長寿の白髪白髭の翁と白蛇をご祭神として篤く崇敬する霊域でしたが、いつのころからか荒れ果ててしまったそうです。
その地の歴史や伝説を知った青野株式会社創業者である故青野正一氏が買い取り、自ら整地し開墾し山をよみがえらせたのが、白龍園の始まりでした。
白龍園の見どころ
白龍園では、鮮やかな紅葉と緑の苔の美しい風景が楽しめます。
園内には5つのあずまやがありますが、それぞれに違った景色を見ることができ、紅葉のさまざまな表情を見ることができます。
ハートの窓から紅葉が楽しめたり、高台から庭園全体を見渡せたり、水面の紅葉を楽しめたり…。
どのあずまやも素敵な景色が堪能できます。
白龍園の奥には、白髭大神と八大龍王をお祀りした祠と大鳥居があります。
歴史ある霊域だけに、清々しい空気が漂い、ただそこにいるだけで心が洗われるようです。
最も高い場所からは、周囲の山々の紅葉も独り占め!
紅葉の人気スポットの混雑とは比べものにならないほどのゆったりした時間を過ごせます。
白龍園観覧後は、庭園前にある「河鹿荘」で休憩するのもおすすめです。
古民家を改造した店内はとても落ち着いた雰囲気で、お抹茶やおぜんざいがいただけます。
白龍園観覧の注意点
白龍園には、原則50名で1時間ごとに入園し、観覧時間は2時間とされています。
私が訪れたときの感覚では、園内をゆっくりとめぐり、撮影を楽しんでも2時間あれば十分だと思います。
ほかの来園者の迷惑にならないためにも、時間は厳守しましょう。
また園内には、足元が不安定なところや山道もありますので、歩きやすい靴でお出かけされることをおすすめします。
白龍園の基本情報
  • 住所  京都市左京区鞍馬二ノ瀬町106
  • 令和6年秋の特別公開期間 10月10日(木)~12月4日(水)
  • 入園時間 10:00~13:00
    詳しくは公式サイトをご覧ください
アクセス
  • 叡山電鉄 「二ノ瀬」駅 徒歩約7分
  • バス  「二ノ瀬」徒歩約4分