茨城県つくば市は、国や民間の研究機関が沢山集まる、研究学園都市です。
市内には、「※×△〇研究所」と呼ばれる施設が数多く点在しており、アカデミックな雰囲気。各研究機関では、次世代の日本を支える研究が行われているのだそうです。
ですが、今日ご紹介するのは研究機関ではなく、研究機関が持っている展示施設。多くの研究機関では、展示施設を一般公開していて、入場料もお得なんです。
なんだか難しそうに聞こえますが、要は珍しいものを安く見学できるんです!
これは、皆さんに見ていただかなくてはもったいない!
といことで、これから研究機関の展示施設をいくつかご紹介していこうと思います。
上の写真はパンパグラス。南アフリカやニュージーランドなどに分布する、大きなススキのような植物です。
今回ご紹介するのは「国立科学博物館 筑波実験植物園」。
植物の宝庫です!
植物園の広い敷地には、温室やビオトープ、森林エリアなどがあり、誰でも気軽に見学することができますよ。
まずは、温室の植物からご紹介しましょう。
サバンナ温室に入ってみると、大きなサボテンがお出迎え。
クリスマスに欠かせないポインセチア(右上)って、木?になるんですね⁉
ビックリ!
そして上を見上げると、10メートルほどの高さの木に、フワフワの綿毛のようなものが付いています。これは、パンヤの木。(左下)
実から綿がとれるのだそう。 木の下にはフワフワの綿が沢山落ちていました。(右下)
植物に直接触れるコーナーでは、気になる植物の触りごごちを確かめられます。
その中で目を引いたものをご紹介しますね。
かりんほどの大きさのモンテローザレモン。(右上)
みんな大好き、バナナ。(左下)
そして、つる性の植物はバニラ。(右下)
お菓子に欠かせないバニラビーンズは、このいんげんのようなサヤに入っている種で、これをオイルに漬けたものがバニラエッセンスなんだそうです。
次に外に出て、広大なビオトープへ。
この先は、水生植物が沢山。
水鳥たちも観察できますよ。
岩礫地植物ゾーンを抜けて、さらに森林ゾーンへ。
木々の香りと鳥の声に癒されます。
木々が気持ちよくて、ついお弁当などを広げたくなりますが、ここは実験植物園。
公園ではないので、食事は禁止。
お食事は決められた場所に移動していただきます。
筑波実験植物園では、他にも沢山の植物に出会えます。
時々、イベントやワークショップも開かれていますので、ぜひ足を運んでみて下さい。