
新京極にひっそりとある誠心院。
今年の大河ドラマ「光る君へ」にも出てきた和泉式部ゆかりのお寺です。

誠心院は、藤原道長の娘・彰子が父に勧めたことにより創建されたそう。
その初代住職が和泉式部です。

入り口には、和泉式部の生涯を伝える絵が飾られていました。恋多き人物として有名な和泉式部ですが、出家のきっかけは娘に先立たれたことだったそう。

ご本尊は阿弥陀如来です。
境内は幕末に火事に遭い、その後新京極通りが作られたこともあり、昔より縮小されています。

和泉式部の灯篭の竿と台座を使っているという、鈴成り輪。まわすと一回読経をしたのと同じことになるそう。
そのほか、和泉式部が愛した「軒端の梅」も境内の見どころです。
横には、和泉式部が詠んだ春の歌「霞たつ 春きにけりと この花を 見るにぞ鳥の声も待たるる」の歌碑も建っています。
誠心院の情報
京都市中京区中筋町487
拝観時間:7:00~19:00