堀川上御霊通り、多くの寺院が立ち並ぶ中に「水火天満宮(すいかてんまんぐう)」はあります。

日本で最初に建てられた天満宮だと言われています。
言われている」と書いたのは、正式な記録が無いからです。
残る文献に「醍醐天皇の勅命にて神号を賜り、天満宮とした」や「初めて道真公の神霊を勧請した 」などの記述から、


きっと日本最初の天満宮だよ!!


と判断したようです。意外と曖昧。

こちらの御祭神は「菅原道真公」。
水難・火難・厄災など、都を平穏を願うために建てられました。
他にも子宝や安産にもご利益があると言われています。

まずは境内図。
多くの気になる末社がありますが、今回は境内に数多くある所縁のあるものをご紹介します。
こちらが「拝殿」この奥に本殿があります。
あまり引きで写真が撮れなかったので、ちょっと切れました。

水火天満宮には多くのお宝があり、非公開ですが「菅原道真の髭・自画絵・自尊像」などがあると言われています。
そのことからも日本最初の天満宮と言われているのかもしれません。

一旦、表鳥居まで戻って・・・
鳥居をくぐってすぐ右にあるのが「龍王の池」。
龍神様が水を飲むための池だそうです。

その奥には・・・
年季の入った「手水舎」。

更にその奥には・・・
出世石」です。
祈ると「大願成就」すると言われています。

更にその横には・・・
登天石」です。

菅原道真公が亡くなった後、都は天変地異に見舞われました。
これは道真公の祟りだと恐れた醍醐天皇が、延暦寺の僧侶に祈祷を依頼します。

僧侶は直ぐに都へ向かいますが、鴨川まで来たところで、川が氾濫し町が飲まれる様子を目の当たりにします。

そこで天に向かい祈りを捧げると、鴨川の水が引き、中から石が現れました。
それを拾って供養したのがこの石だそうです。

壮大なお話でした。

その横には裏鳥居があり、反対側の横には・・・
この天満宮で一番人気の「金龍水」です。

何があっても濁ることがないと言われる井戸水で、「都名水」の1つです。
特に目の病が良くなると言われています。


良ければこちらもご覧ください。
【水火天満宮・末社】ここでしか拝めない、子授けや安産、女性の参拝が多い末社


水火天満宮
住所:京都府京都市上京区堀川通上御霊上ル扇町722−10
参拝時間:24時間ですが、深夜は消灯しています。
拝観料:無料
その他:神社の北側にコインパーキングあり