“佐賀の嵐山”なんて異名を持つ、佐賀市大和町の川上峡。青々とした山々を背景に赤い橋が架かり、現在、その手前では鯉のぼりが。毎年開催される「川上峡春まつり」の一環で、寄贈された鯉のぼりなどが川の上に吊るされ、悠々と泳ぐ姿を見せてくれます。
国道263号を走っていると見えますが、やはり間近で拝みたい。ということで、與止日女神社の駐車場に停めて中へ。鳥居をくぐってすぐ、右手にある階段を下ります。
今年も美しい~!青空の下、風が吹いているとより一層、綺麗。
そしてこちらも毎年恒例、観光屋形船「よどひめ号」の運航!昨年は天候不良や船の故障などがあり運航期間が短く乗船できませんでしたが、今年は始まってすぐ行くと並ばずに乗れることに。日曜、祝日のみということもありいつも行列で待ち時間が生じるのですが…まだ大きく運航開始を公表されていなかったのも吉となり、ラッキー!大人は1,000円、子どもは500円。貸し出しのライフジャケットを着て乗り込みます。
やっぱり下からの光景も圧巻!ちょうど風が吹き、一斉に泳ぎだしました。なんだか嬉しそうにも見える。
サイズ、色、デザインもさまざま。“金太郎”がのっているものや、金が混ざり一層輝くもの、そして水面に浸かるほどのサイズのものまで…!
赤い橋を越えた後は、みんな180度向きを変えて、先頭交代。もとの場所に向かって船を進めます。
静かながら、漕ぐときに響く水音、そして心地よい風が頬を撫でるように通り抜け、同じように鯉のぼりたちも風を受けて、揺れる。静寂の一時、とても風情があります。
今年もこの景色を拝めてよかった。いつも、そう思わせてくれます。そして寄贈された方は「懐かしいなぁ」という気持ちで見上げたりするのかな?なんて考えたり。春の訪れを知らせてくれる存在でもあり、この季節の川上峡のシンボル的役割も担っています。鯉のぼりの展示は5月18日までです。
【第47回 川上峡春まつり】
場所:佐賀市大和町官人橋付近
開催期間:3月22日(土)~5月18日(日)

※観光屋形船
運航日:期間中の日曜、祝日
運航時間:10:00~16:00