兵庫県神戸市垂水区東舞子町、JR舞子駅からすぐのところにある「 兵庫県園芸・公園協会 舞子公園」。
約7.8ヘクタールの広さの公園内には、「舞子海上プロムナード」や「舞子デッキ」、「孫文記念館(移情閣)」「旧木下家住宅」「旧武藤山治邸」などがあり、散歩やピクニック、釣りを楽しむ人など憩いの場所となっています。

雄大な明石海峡大橋を下から望むことができて、大迫力な臨場感も味わうことができます。

その明石海峡大橋を間近に見られる「孫文記念館(移情閣)」の傍にあるのが、「夢レンズ」という巨大なモニュメント。

このモニュメントは、半世紀の技術の結晶として完成した明石海峡大橋の生みの親である第12代神戸市長だった原口忠次郎博士の偉業を称え、明石海峡大橋架橋5周年にあたり建立されたそうです。
プロジェクトXでも観ましたが、当時は本当にできるはずのない”夢物語”だったそうですね。

必ずと信じてやり遂げる糧となった原口氏の言葉が記念碑に記されています。
「人生すべからく夢なくしてはかないません」
この橋により、果てしないと思われた夢は現実のものとなり、結集された技術は今では日本の誇りです。

三種の異なった岩肌によるメビウスの輪は「人、自然、科学」を、そして明石海峡大橋が結んだ「本州、淡路、四国」を表しています。この三つの層が調和し、円空から未来への発展を展望してるそうです。
なんて素敵なモニュメント。
この輪から見える明石海峡大橋はまさしくその象徴です。
写真のように撮影時は、輪を通して橋を撮るも人を撮るも素敵に映えますよ。
モニュメントには一つずつ意味がありますが、その意味を理解して向き合うとまた、見方が違って見えるものです。
舞子公園に行かれた際には、その背景と共に楽しんでみてください。