一ノ井遺跡は、太秦の広隆寺に近いエリアにあります。京都先端大学の学生寮を建設する際、発掘調査で見つかった遺跡で、鎌倉時代から室町時代のものとされています。

広隆寺門前で栄えた宅地だったとされ、こちらは一井遺跡の南東部分。実際には広大な土地だったよう。
広隆寺のあたりは現在静かなエリアですが、平安時代から江戸時代にはかなり繁栄していたようです。

柱穴の中から見つかったという柱石が、お社に祀られていました。
建物がなくなったあとも、地中に埋め込まれた部分だけは残っていたのですね。

そのほかにも、お皿や窯なども出土しているそう。
太秦を歩いていると、こうした遺跡にあちこちで出くわすので面白いです。
一ノ井遺跡の情報
京都市右京区太秦垣内町3