21世紀美術館は、「現代アート」を中心として展示している美術館です。
少し気難しい印象がある現代アートですが、それを感じさせないガラス張りの明るいイメージが印象的です。

建築の​コンセプトは「街に開かれた公園のような美術館」。
屋内外に無料で楽しめる参加型作品が点在しています。

中でも大人気「スイミング・プール」とは?


「スイミング・プール」
光庭のひとつに設置されたプール。ライムストーンのデッキが周囲を縁取り、ここから波立つプールを見下ろすと、あたかも深く水で満たされているかのように見えます。実際は、透明のガラスの上に深さ約10センチの水が張られているだけで、ガラスの下は水色の空間となっていて、鑑賞者はこの内部にも入ることができます。プールを見下ろして水の中に人を見つけたときの驚き、内部からの水上を見上げる眺めといった多様な経験が展開される本作品は、あたりまえの日常の感覚を揺さぶるとともに、一旦仕掛けに気づいた人に作品との積極的な関わりを促し、さらには、見る人同士の関わりをも生み出すことになるでしょう。
制作年:2004

レアンドロ・エルリッヒ
1973 年ブエノスアイレス(アルゼンチン)生まれ、同地在住。人の知覚を揺るがすような作品を通してエルリッヒは、我々がどのように事象を捉え、空間と関わり、そして、現実を把握していくかについて探求しています。知覚や認知といった問題を扱いつつも科学的実験の厳密さではなく、ユーモアとウィットに富んだ、だまし絵のような手法によるエルリッヒの作品は、作品を体験する人同士の関係を解きほぐし、人々が共有できる場を生み出します。

21世紀美術館公式YouTubeチャンネルより引用
ネット以外にも美術館の常設展示のチケットを買ったら現地で予約できます。
ただし、早い時間に予約を取らないと埋まる時間帯もあるので、注意です。
土曜の朝の10時過ぎで700人近い人が予約していました。

もっと混む土日祝日は9時のネット予約も繋がりにくいことがあるので、気をつけてください。
スイミング・プール鑑賞の予約については、ホームページでご確認ください。
 さて、時間になったら集合場所へ行くと、地下へといく階段へ案内されます。

プールは地上から見ると水で満たされているように見えますが、実際には厚さ約10cmの水が透明なガラスの上に張られています。
プールの下には空間が広がっています。
プールは地上から見ると水で満たされているように見えますが、実際には厚さ約10cmの水が透明なガラスの上に張られています。
そのため、地上からは水中に人がいるように、地下からは水面越しに外の世界を見上げるような体験が可能なのです。
【店舗情報】
21世紀美術館
住所:石川県金沢市広坂1丁目2−1
開館時間:展覧会ゾーン:10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで)
交流ゾーン:9:00~22:00
休館日:月曜または月曜が祝日の火曜
臨時開館日、臨時休館日、完全閉館日あり