今日は大分駅周辺を散策してきました。
2000年代から市の郊外に「パークプレイス」、「わさだタウン」という大型商業施設が2つ出来ました。その内外周辺に大手チェーンの店舗も多数できて、人の流れはそちらに行ったように思えます。
しかし2010年代に入ってからは、JRが大分駅内に大型商業ビル「アミュプラザおおいた」を建設したことで、駅周辺への流入が復活しました。
復活したというよりも、消費者からしたら郊外含め大型ショッピングモールの選択肢が増えたので嬉しい限りです。

駅前にあるのは、大友宗麟の銅像です。
豊後国(大分県)を根拠地として九州最大勢力にまでなった有名な戦国大名です。

こちらはフランシスコ・ザビエルの銅像。説明は以下の画像にある記述の通りです。
なお、イエズス会はいまだに影響力のあるカトリック団体として存続しており、東京の上智大学も創設しています。


その大友宗麟とザビエルの銅像の前に大きな世界地図が広がっています。
これは昔の世界地図で、東インド会社(アジア貿易をするために作られた、政色の強いヨーロッパの貿易会社)が作成したものです。


地図の中に日本列島が見つかり、その中に九州があり、「BVNGO」と記載されています。
大分市は当時から国際都市だった訳です。また、意外なことに、大友宗麟はキリスト教に理解のある聡明な君主と評価されていたそうです。
歴史に「もしも・・・」はありませんが、もし日本全体が文明のあまり発達していない国とイエズス会の人に見られたらどうだったか。
他の国では、侵略戦争になっています。
イエズス会の人は、船で未知の航路を行く訳ですから、当然当人達も武装していますし、軍事的なバックアップもありました。
考えすぎかもしれませんが、ありえない話ではないでしょう。

なお、この銅像や地図のある方面から、巨大アーケード街「セントポルタ中央町」や、県最大の歓楽街「都町」や官公街へと続きます。
逆の出口は「上野の森口」といい、公的サービスや公民館、図書館などのあるホルトホールや、大分市美術館などに続きます。