御香宮神社には、桃山文化を代表する、華やかで美しい社殿があります。
まずは本殿。前には拝殿があるので、後ろ側にまわることで建築をしっかり眺められます。
御香宮神社は、豊臣秀吉が伏見城の鬼門の守護として城内に移していたのを、徳川家康によって元の場所へ戻されました。本殿はその際に造営されたもので、重要文化財に指定されています。

平成2年からの修理で、約390年ぶりに極彩色が復元されたのだとか。だからこんなに鮮やかなのですね。

次に、拝殿です。
拝殿は、1625年に徳川家康の十男・徳川頼宣が寄進したものそう。彫刻は左右に区切られており、右は龍神伝説、左は鯉に乗った琴高仙人が滝を昇る光景とのこと。こちらも平成9年の修理で極彩色が復元されています。
遠くから見ても華やかさが伝わりますね。女性の祭神(神功皇后)を祀り、御香宮というきれいな名前。社殿も華やかで、とても女性的な神社という印象でした。

後香宮神社の情報
京都市伏見区御香宮門前町174
拝観時間:9:00~16:00